シミやそばかす、ニキビ跡といったメイクでは隠しにくかったり普段のスキンケアではカバーしきれない肌悩みにフォトフェイシャル、という光美容によるアプローチはもはや美容業界では馴染み深いものとして定着しています。
今回はそのフォトフェイシャルの効果を向上させるコツや、実際にフォトフェイシャルを施術する施設選びの際に気になることを中心にまとめました。
フォトフェイシャルの効果を上手く引き出すコツ
特殊な光を肌に当てることで、シミの原因であるメラニン色素のターンオーバーを促すことや、ニキビ跡の色素沈着の改善に効果的なフォトフェイシャルですが、その施術を最大限に引き出すコツがあります。
まず一つ目は、シミ改善目的であればその美白の効果を高めるためにビタミンC誘導体入りの保湿剤や、トラネキサム酸やビタミン剤の内服を併用することです。
二つ目は日焼けをしっかりと防ぐタイプの日焼け止めを塗ることです。
三つ目は一回のみの照射で完結させず1.2ヶ月スパンという適切な間隔で定期的に照射をすることです。
お肌のターンオーバーやメラニン色素が浮いて剥がれるタイミングをしっかり把握するようにしましょう。
エステサロンで受けるか医療機関で受けるか
フォトフェイシャルの施術を検討した場合、いわゆるエステサロンで受けるのかクリニックのような医療機関で受けるか迷うことが多いでしょう。
どちらも光の照射を用いて肌トラブルにアプローチする大元の部分は変わりませんが、使用する機器に違いが見られることがほとんどです。
より最新で高い技術を持つ機器は厚生労働省の認可によって医療機関が使用することも多いのですが、その点施術コストが高い場合もあります。
予算や期待する効果のレベルと相談して決めましょう。
また、副作用リスクの低いフォトフェイシャルではありますが、万が一施術後に肌トラブルが起きた場合に備えて医療知識をきちんと持った施術者がいるかどうかも見極めるポイントになります。
知っておくべきフォトフェイシャルが効果的でない場合
シミやそばかすなどの様々な肌トラブルにアプローチできて、肌への刺激や生じる痛みも少ないフォトフェイシャルは、手軽に行える美容方法ではありますが、実はフォトフェイシャルが効果的ではない肌トラブルもあります。
例えば、色素沈着が濃すぎるアザや溝の深いシワ、赤みだけでなくクレーター状になってしまったニキビ跡、肝斑などが挙げられます。
その中でも特にシミと混同しやすい肝斑は、フォトフェイシャルで悪化しやすい症状の一つですので、施術の前にしっかりとカウンセリングを受けるなどして見極めることが大切です。
フォトフェイシャルで改善できることを知った上で効果的な利用を
誰でも気軽に取り入れられる光美容のフォトフェイシャルですが、ただ受けるだけでなくその効果をしっかりと引き出すコツを理解するほか、自分の肌悩みに本当に合った施術を行ってくれる場所を選ぶこと、フォトフェイシャルでは改善しにくいもしくは悪化してしまう肌トラブルを事前に知っておくことはとても重要です。
フォトフェイシャルがそれぞれの肌トラブルにどのように作用していくのかや、施術と並行して行うと効果的なことなどを、サロンやクリニックのカウンセリングやアフターフォローを通してきちんと把握しましょう。